緊張以外にも、面接の場ではこんなものが「あってOK」です。
言い間違えて、OK。
一文近く間違えたなら「すみません、間違えました。言い直しますと、…」と訂正すればいいし、細かな言い回しのちがい程度なら「〇〇大学を出た、(←間違い)あ、いえ、入った理由は…」と、謝らずそのまま言い直してOKです。
トチって、OK。噛んで、OK。
こちらも、トチったり噛んだりした後にふつうに言い直せばOKです。
謝る必要もありません。
なぜなのかは、後ほどまとめてお伝えしますね。
間があってOK。
相手に訊かれた質問が準備外のことだった時や自分が話している時に内容が飛んでしまった時。
間が出来てOKです。
しっかり考えて、回答をしたり話そうとした内容を取り戻したりしましょう。
訊き直してOK
質問内容がよく聞こえなかったり意図が汲み取れなかったりした時に、「質問を訊き直しては失礼」と思ってそれっぽく答えてしまう人が時折います。
これ、ダメです。
相手の質問を理解できていないままテキトウに答えることの方がよっぽど失礼!
「すみません、もう一度よろしいでしょうか」と、きちんと訊き直してください。
この対応が出来ると面接官の信頼度はアップします。
なぜ、これらが「あってOK」なのか
言い間違える、トチる、噛む、間が出来る、訊き直す、どれもすべて、面接においては些末なことに過ぎないからです。
あなたにとっては「しまった!」だったり「うわ~恥ずかしい!」だったりするかもしれませんが、面接官からするとどーーーーーーーーでもいいコトなんです!
大事なのは、あなたがなぜその会社を志望したのか。
あなたはどんな人間なのか。
何を経験してきて、何を考えているのか。
ココなんです。
想像してみてください。
あなたが企業の人事担当者だとして、会社を一緒に成長させていく大切な社員を募っています。
そこへ応募をしてくれた目の前の学生。
面接時間は1時間しかありません。
この短い時間の中で、判断をしなければいけないわけです。
「もう一回」はなく、チャンスは一度だけ。
グループ面接であれば1人あたりに割ける注意はもっと少なくなるし、面接時間が30分ということもあります。
面接官も必死です。
ね。
トチってないかとか、噛んでないかとか、そんなことはどうでもいいの。
代わりに、不器用でも不格好でもいいから、まっすぐ素直に話を聴かせてほしい。
それが面接官の思いです。
だから、堂々と言い直す。
堂々と間をつくる。
堂々と訊き直す。
面接官に対しては、遠慮したりおびえたりするのでなく、ぜひ感謝をもって、あなたのことを話してください。
「お時間くださってありがとうございます。」
「聴いてくださってありがとうございます。」
「教えてくださってありがとうございます。」
感謝を土台にして会話ができると、面接はコワイ場所ではなく、出逢いの場になり、シンプルに「企業と自分のすり合わせの場」になりますよ。
ポイント
◆言い間違えてOK!
◆トチってOK!噛んでOK!間があってOK!
◆訊き直してOK!
◆面接官は、あなたが「うまく話せるか」なんて気にしていない。
◆感謝をもって、堂々と話す。