[就活]働き方の心得 派遣社員で働く

派遣社員で働いた後どうなる?将来のデメリットとは《「新卒で派遣社員で働く」ってどうなの?(3)》

ここまでで、派遣社員というはたらき方のメリット・デメリット・所感をお話ししてきました。
そして、もし今これを読んでいるあなたが新卒から派遣就業を選ぼうとしているのであれば、私はあえて注意喚起をしたいです。

派遣社員で就業することのデメリットは、はたらいている期間だけでなく一度はたらいた《後》にも尾を引きます
この点を踏まえずに新卒から派遣社員を選んでしまう人が非常~~に多いので、本っ当~に、よく考えてから決断してほしいです。
 
このページは全体的に厳しいトーンになってしまうので、心してお読みくださいね。^^;

企業から貼られてしまうレッテル・色メガネ

新卒から派遣社員という選択をする人は、今のところマイノリティです。
そして、そのような人に対して企業の人たちは、マイナスなレッテルを貼ったり色メガネで見たりしてきます。
 
なぜかというと、「わざわざ派遣を選ばなくても、正社員で充分に就業先があるから」。
かつ、「新卒で選択するほどの魅力はない」と感じられているから。
  
企業からすると、「何でわざわざ派遣にしたの?」という感覚なのです。
もちろん、やむを得ない事情の方もいるでしょう。

ただ、企業側は一般的に新卒から派遣就業をしている方に対して、主に以下の2つの色メガネで見てきます。
 
【パターン1】よっぽど就職先にこだわってしまったの?
【パターン2】どれだけ受けても内定が獲れないほど、人柄に難があるの?

以下に詳しくみていきますね。

【パターン1】よっぽど就職先にこだわってしまったの?

基本的な性格や考え方は良く、就業意欲もあるものの、「どうしても広告業界に勤めたい!」「どうしても事務職になりたい!」など、何かこだわってしまったことで「得られるはずの内定を得られなかった」人なのではないか?という捉え方。
 
厳しいですが、企業からすれば新卒のあなたの「〇〇に勤めたい」という思いは、ある程度を境にして「ただのひとりよがり」になってしまうのです。
ある程度まで努力をして、そこで内定という成果が出なかったならばそれは「実力が無かった」し「縁が無かった」ということ。

結果と現状を受け入れ、適切に方向転換をして、「自分に出来ること」を、「内定をくれた企業」で経験して力をつけていく。
そうするべきじゃない?というのが多くの企業・社会人の考え方なのです。

つまり、あなたのことは「夢や信念に燃えた素晴らしい人」ではなく、「現状や結果を受け入れられない人」さらに「柔軟性のない人」ということになってしまいます。
…両者の見え方、かなり開きがありますね。

 企業があなたのことをこの色メガネで見た場合、次に来る不安はこうです。
 「ということは、もしうちに入ったとしても、何かあったらすぐ辞めちゃうんじゃないの?」

 そうですよね。

もともとこだわりがあって、現状や結果を適切に認識できなかった方なので、入社した後に何か自分の「思い」と違うことが起こったら、自分の置かれた状況を理解せずに「この会社じゃない」といって見切りをつけかねない。
「新卒で派遣就業をした」ということは、企業からすると、そういう「現状を受け入れられない」人物イメージになってしまいます。
 
 企業にとって人を採用することは重大な決断。

できるだけ不安要素はあってほしくありません。
「前回で反省したので、大丈夫です!」とあなたに言われて「そっか!」と、カンタンに拭える不安ではありません。

【パターン2】どれだけ受けても内定が獲れないほど、人柄に難があるの?

ここでいう「人柄」は、大きく分けて

①コミュニケーションレベル
②性格
③就業意欲

の3つです。

特に何かこだわっていたわけではない。
何なら3年生の早期から就職活動を続けていたし、面接なら50社以上行ったけれど、内定が獲れなかった。
 
そんなことって、想像できるでしょうか?
でも実際に、コミュニケーション力がなかなか低く、面接でもあまり自分のことを伝えられずに、4月まで内定が獲れないという方はいます。

就職支援をする中で、私自身お会いしてきました。
ふだん人と話す時に、目を合わせるのがニガテな方自分から質問をして話を膨らませるのがニガテな方は、今から訓練をオススメします!

コミュニケーションは一般レベルだったとしても、今までの人生で培ってしまった「やたら上から目線」など、言い方は悪いですが少し性格が曲がって感じられるような方もいます。
企業からすると、「一緒にはたらきたいと思えない」のでしょうね…。

それから、就業意欲のない方。
お人柄もコミュニケーションも何も問題ないのに、とにかく「はたらく気がない」。

これは、言葉として「御社が第一志望です」と伝えても、「ぶっちゃけそんなにはたらきたいと思っていません」と思っているのが、言葉以外の語気や雰囲気・態度からありありと伝わってしまうのです。
結果、「意欲が感じられない」という理由で落ちてしまうことになるのです。

このように、総じて「人柄に難がある」人物イメージを持たせることになってしまいます。

派遣ではたらく期間もマイナスになる?!

ここへさらに、「既に派遣社員として就業した期間」がマイナス要素として加味されます。
「えっ、はたらいてるのにマイナスなの?!」そうなのです。
 
 就業開始して1か月~3か月ほどであれば、おそらくホヤホヤの第二新卒として許容範囲ですが、それ以上の期間続けていると、今度は「責任意識が培われていない人」というレッテルが貼られます。
 なぜでしょう?
 
 ここまでの復習にもなるのですが、派遣社員というはたらき方は業務内容が企業間で決められているし、常に社外の人間として仕事をするため、「自社のため」「会社のため」という意識が薄いというイメージをもたれることが多いのです。
かつ、新卒で正社員でなく派遣社員を選んだということは、よほど事情がない限り、正社員として働くほどの意欲はないのではないか、なんて見られてしまいます。
 
「まさか~!」と思う方もいるかもしれません。

でも、これは事実です。それだけ社会は厳しいのです。

転職活動も、書類選考でほぼ落ちる

こんな風に企業は捉えているので、転職エージェント/人材紹介会社を使って応募をすると、書類選考の時点で落ちてしまうことがほとんどです。(ライバルは正社員経験の方)
そうでなくとも、企業から紹介会社へ「この方はなぜ新卒で派遣就業をしたのか?」チェックが入ります。

よほど事情がない限り、あまり正当な理由として見られません。

それだけ、企業は厳しいのです。
 紹介会社の担当者も必死です。

「ご本人としては正社員としての就業を強く希望していたのですが、なかなかご縁がなかったため、“まずは働かなくては”と思い“やむなく”派遣社員での就業をなさったのです。」
などと言って、あなたは正社員を志望していたこと、就業意欲があること、やむなく派遣雇用を選択したことを正当性があるように企業へ説明することになります。

運よく書類選考を通過した場合も、面接の場でほぼ毎回、「なぜ新卒から派遣社員で働いたのか?」が問われることになります。
ここで、「派遣社員ではあるけれどもこれだけ頑張ったし、これだけ任されてきました!」というアピールはあまり効果がありません。

「とはいえ派遣社員でしょ…?」という風に見られてしまうのです。
そして、ライバルは正社員・契約社員での経験者ばかりなのです。

私の友人では、新卒から派遣社員として働いて、2年目に転職活動をしたけれども半年経っても決まりませんでした。

結果彼女は、「紹介予定派遣」というスタイルで転職先が決まりました。
これは「直接雇用」になる「予定」の「派遣雇用」です。(人材紹介会社の視点の言葉のため、個人を「紹介」する「予定」=「紹介予定」という言い方になります)
一定期間(3か月~6か月が多い)を派遣社員として就業して、そこで一定評価を得られたら正社員/契約社員に切り替えられる、というスタイルです。

さいごに

以上が、新卒で派遣社員というはたらき方を選んだ後、将来に受けるデメリットです。
かなり脅すような内容になってしまってごめんなさい…。

でも、私自身が実際に見てきた実状なのです。
もちろん、人それぞれ事情があります。

「時間を制限しないとどうしてもいけない事情なんだ!」という方もいるでしょう。
ただ、もしあなたにそんなに特別な事情がない状況で「派遣社員でもいっかな」とかるく思っているようであれば、充分に考慮してから決断をしてほしい。

転職支援・就職支援をして、多くの方の「はたらく」を見てきた者として、勝手ながら、そう思います。
正社員から派遣社員になることはいつでもできますが、逆はなかなかできませんからね。

ご参考になれば心から幸いです。

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