就職活動をしている大学4年生。
「できるだけいい企業に入りたい」「納得する会社に入りたい」と思いをもって活動しているだろうけど、 モシ「学生」である間に就職先が決まらなかったら一体どうなるのだろう。
新卒で就職先が決まらなかったらどうなる?メリットとデメリット
まずはプラス点を考えてみよう。
2.ここから何をすることも可能である。
3.友人は大変な思いをしている中、フリーダムである優越感に浸れる。
…そのくらいだろうか。
では次に、マイナス点を挙げてみてほしい。
1.無職になる。
2.社会的身分がなくなる。
3.どこにも所属していない、NEETである。
4.収入を得る予定がない。
5.ガクーーーーーンとテンションが下がる。
6.劣等感に苛まれる。
7.就職活動の意欲が一気に削がれる。
8.応募できる企業が変化する。
9.就活において、しなければならない対策が増える。→なぜ今まで就職しなかったの?という質問に答える。
10.就活に対する自信がなくなる。
11.これ↑によって本来の力が発揮しづらくなる
12.親が悲しむかもしれない
13.将来転職をする際にも、書類選考時点でネックになる
14.将来転職をする時にも、面接対策としてつきまとう
他にもまだあるだろう。
とにかく、プラスになることと比べてマイナスになることが圧倒的に多いのだ。
テンションや意欲と書くと「そんなこと大したことじゃない」と思われるかもしれないが侮ってはいけない。
自分以外の友人は、「社会人」として新しい環境に旅立っている。
テレビでも、有名企業の入社式が特集されたり新社会人へのインタビューがあちらこちらで流される。
で、自分は…?
「無職」も広い意味では「社会人」ではあるが、学生卒業時点で何の目的もないただの無職の状態は、気休めでも「社会人デビュー」など華々しい表現をして差し上げづらい。
「無職」であることがメンタルに及ぼす影響
4月1日だけの話ではない。
例えば2週間が経った頃、仲間内のLINEではこんなやりとりが繰り広げられるだろう。
「こっちはもう現場に出てOJTだよ、有り得ない…」
「いやいや、うちもだよ!週明けからだって」
「マジか。うちは半年間は研修だって」
「何それ?全然違うんだねー!半年間研修っていいなぁ」
「いやいや、半年も現場に出れないなんてみんなからだいぶ遅れるだろorz 早く働きたいよ」
「でもそれで給料もらえるんだからいいじゃん」
「オレはさっそく寝坊してすげー怒られた…たった5分にそんなにガミガミ言うことなくね?」
「やっぱ社会人て学生と感覚違うんだねー」
「だねー、大学の授業なんてコッソリ入れば30分だって遅刻できるもんねw」
「たしかにw 今思うと学生って楽だったわw」
自分が就職先の決まっていない状態でこのやりとりを見せられたら、いたたまれないことこの上ないだろう。
「みんな社会人頑張ってるんだな、よしオレも早く就職先見つけよう!」とエネルギーに変換できるならよい。
でも、「みんな社会人やってるんだな…オレだけ何やってるんだろう…かっこ悪いな…」と自己否定に入ってしまったらサイアクだ。
この他にも、親に「あんた就職先決まったの?早く働いて安心させて頂戴ね」と言われたり、「〇〇も頑張りなよー絶対大丈夫なんだからさ!」と友人に言われたりしても、純粋なエールではなく否定や侮蔑に聞こえてしまう。
テンションが下がったり心持ちがネガティブになったりしている時はこれが恐ろしいのだ。
こんな風に(↑) 現実逃避して過ごしてしまう人も生まれてしまう。
就職支援の立場から見ていても、3月31日と4月1日を挟んで学生の意欲・テンションというのはドーンと落ちるのが分かる。
大学という依り処もなくなり、「無職なんだ」と実感した時のどうしようもない絶望感があるのだ。
この状態でエントリーシートを書いたり面接に臨んだりしても、本来もっているよさを発揮しきれないだろう。
>次に続く
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