これまでの記事
事務職になりたい方向けのシリーズ。
前の記事に続いて、より伝わる志望動機の伝えるポイントをお伝えしていきます。
(3)その企業に入った場合の将来像(任意)
これは、志望動機に含めなかったとしても面接で質問される可能性があるため、自分の思いを整理しておきましょう。
任意と書いたのは、ここまででつくった志望動機の長さをみて入れるかどうか決めて頂いてOKだからです。
将来像と言われても「まだ働いていないし分からない」と思う方もいるでしょう。
当然ですよね。
実態が分からないのだから。
それでもOKなので、まずは今イメージできる範囲で描いてみてください。
社内に関することであれば、2年目からはもう後輩の指導をしていきたいとか、可能なら事務職チームのリーダーをしていきたいとか、事務の仕事だけでなく少し幅を広げていきたいとか。 社外に関することであれば、お客様から一番多く指名されるようになるとか、メイン担当と同等以上に信頼され任されるとか、「担当が〇〇さんで良かった」と言われるようになるとか。
出来るなら、お知り合いの事務職の方に話を聴いて具体的にイメージをもっておきましょう。
会社に入って実態をみた上で修正があるのは当たり前。
方向転換があってOKなので、まずは今の時点でイメージしましょう。
なぜ将来像を描いておくといいのでしょうか。
就職はゴールではなく、スタートだからです。
学生の皆さんと話していると、就職するところまでしか描いていない方を非常に多く見受けられます。
でも、違いますよね?
就職はスタート。
就職することで初めて、あなたが描いた社会人生活やその先の成長が始まっていくのです。
「事務職として就職したいです」と主張する人と「事務職に就くことでこういう事をしたいです」と 主張する人がいたら、 どちらの方が事務職に対する思いが強そうでしょうか?
言わずもがな、後者ですよね。
「その先にこういうことを実現したい」人の方が、 目的がハッキリしており、 頑張ってくれそうに伝わります。
改めて:事務職になりたい理由を掘り下げる
(1)自分の軸や(3)将来像の土台づくりとして。
志望動機をアレコレ練る前に、まずは今までの自分の過去の経験からどのような経緯で事務の仕事に就きたいと思うようになったのかや、自分のつよみをふまえてどのような社会人像・事務職像を目指すのかを描いておくことがとても大切です。
面倒な作業にはなりますが、ぜひはしょらず取り組んでくださいね。
例)
サークル活動の中で、メンバーの一員として幹部を助けるためにこういう動きをしたり、こんな行動を心がけてきた。
その結果、幹部メンバーからこんな言葉をもらったり、他のメンバーからこんな反応・評価をされるようになった。
この経験から自分としても、こういう立場・立ち位置にある人を支えることにやり甲斐を感じるようになり、事務職を志望するようになった。
ただ「人のサポートをしたい」と言うだけでは志望動機にはなりません。
必ず、実体験に基づいた動機を述べること。
逆に言えば、これがない限り事務職の志望動機としては説得力がないものとなってしまいます。
ただでさえ人気のある職種ですから、企業としても厳しい目であなたを審査します。
いかがでしょうか。
ここまで5つの記事にわたって、事務職に就くためのポイントをお伝えしてきました。
事務職になりたいあなたのお力になれたら嬉しいです。
応援しています!
次の記事では、番外編として「事務職になりたかったけれど難しくなってきた…」という場合についてお話しします。